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鏡餅の上には「橙」を!




こんにちは
お正月といえば鏡餅ですよね。鏡餅の上に置かれたオレンジ色のもの実はミカンではないそうです。今日はお正月につきもののオレンジ色の物体について書きたいと思います。

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鏡餅の上の橙色


えっ!ミカンじゃないの…。

鏡餅にの上に置かれている果実は「橙(だいだい)」という果実でミカンの仲間です。少しかわった名前ですね。橙はインド・ヒマラヤ地方が原産で、日本には中国を経由して入ってきたと伝えられています。ヨーロッパ諸国ではサワーオレンジやビターオレンジと呼ばれていて、マーマレード用に栽培されています。
日本に渡ってきた当初は、一つの木に1年目の果実、2年目の果実、3年目の果実と、いろいろな世代の果実が実ことから、「代々」と呼ばれていました。やがて「代々」が「だいだい」と呼ばれるようになり、現在の「橙」になりました。 ちなみに、オレンジ色のことを「橙色(だいだいいろ)」というのは、橙の鮮やかな色のこと指しそう呼ぶようになりました。


お正月に使われるようになった理由

元の呼び名の代々という言葉が「代々=何代も家が続いていく=子孫繁栄」となり、縁起が良いとしてお正月に使うようになりました。また、橙は果実を収穫せずにいると、落下することなく2~3年の間はそのままの状態でいます。この様子が家系を表しているように見えお正月の飾りとして使われるようになったともされています。
現在では比較的に手に入りやすく色も似ていることから、ミカンが橙の代用としてつかわれています。


ちょっと雑談


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ミカンはお正月にはむかない。
その理由は、ミカンは種なしものが多く子孫繁栄を願うお正月には不向きなものだからです。もう一つ理由があり、ミカンは春になると熟し切って枝から落ちてしまいます。果実が落ちてしまうのも好ましいことではないので、これもお正月にむかない理由の一つです。
昔の人は縁起を大切にしたので、種なし・落ちる=縁起が悪いといわれても仕方のない話ですね。



さらに、ちょっと雑談

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鏡餅にのせるものは橙だけではなく、「串柿」ものせます。
串柿は干し柿を串に刺したもので、干し柿を外側から2個、真ん中に6個、外側に2個の計8個を刺しお供えします。
これは剣を表し、鏡餅=銅鏡、橙=玉、串柿=剣の三種の神器になります。正式なお供え物はこちらの三種になります。


橙やミカンに葉っぱが付いているのはどうして?

お正月のお供え物やお飾りに葉っぱ付きの橙やミカンを使う理由は、木から落ちていない果実としての証なんです。枝について実ってる状態を表して子孫繁栄を願って葉が付いているものを使います。本来は枝と葉っぱが付いているものが正式な形です。
お正月が近づくと葉っぱ付きのものが売られているのでお飾り用に入手できます。


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今日の最後に

現在では橙の代用品であるミカンを使いますが、正式なものは「橙」と覚えていただけると幸いです。橙がなければミカンをお供えしてお正月のお祝いをしてくださいね。今日はお正月のお飾り「橙」の話でした。
読んでくださりありがとうございました。







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