
こんにちは、5月ということもあり気温上昇していますね。気温が上がるということは、食品が傷みやすい季節になります。
ところで、お寿司の持ち帰りってありますが、「寿司のテイクアウトって食中毒は大丈夫?」って思いませんか。気温が上がるこの時期は、私は危険だと感じています。そこで今日は『お寿司の期限』についてお話したいと思います。

お寿司の期限
はじめに、今回は賞味期限の話ではなく、消費期限についての話で進めていきます。
お寿司のテイクアウト、おそらく保冷剤で冷却しているのでしょうが、気温が高い夏場はあまり効果は期待できないでしょう。お刺身などの生物をネタにした場合は、夏の常温では約1時間で腐敗が始まると言われています。これは、テイクアウトして自宅に持ち帰るころには腐敗が始まっているということになります。たとえ涼しい環境であっても2~3時間もあれば腐敗し始めます。生物が使われているので、腐敗は早くなってしまいます。
また、自宅で食べている時間も腐敗は進んで行きます。この時点で製造から1時間以上経っていたらとても危険な状態と言えます。このことからテイクアウトしたお寿司は、しっかりと冷却されていても2~3時間が期限になります。
そしてテイクアウトした後でコワイのが食べ残しです。食べるころには製造からおそらく10時間前後は経っているので再度、食卓に並ぶころには菌が増殖しとても危険な状態と言えます。食中毒の危険性が高くなってしまいます。食べ残したお寿司は十分な注意が必要になります。
テイクアウトしたお寿司の期限
テイクアウト(スーパーのお寿司も含む)したお寿司の安全ラインは次の通りです。
常温保管した場合 1時間が限度
涼しい環境の場合 期限は2~3時間
冬場での常温保存 5時間程度
これ以上に時間が経過したお寿司は、食中毒への危険性が増しますので控えた方がいいでしょう。テイクアウトしたお寿司、特にお刺身を使用しているものは注意してください。
とはいえ、テイクアウトしたお寿司には抗菌剤を直接スプレーしているケースもあります。このようなものは、もう少し期限が延びるので常温で数時間は延長可能です。(全ての店舗ではありません)一部のものは腐敗しにくいと言えますが、テイクアウトしたものは基本的に早めに食べ切ることが大切です。
お寿司が傷むとどうなる
テイクアウトしたお寿司は常温で1時間すると腐敗が始まります。お寿司が腐敗したときの見分け方を紹介します。
見た目
糸をひく
刺身に白い膜がある
ぬめりがある
カビが発生している
臭い
味・食感
酸っぱい
粘り気がある
気持ち悪い味がする
腐っているお寿司の特徴は以上ですが、見た目などでは判断できない食中毒細菌も増殖している可能があります。お寿司は十分な注意が必要になります。製造後は数時間で食べ切ることをお勧めします。
今日の最後
テイクアウトしたお寿司は製造から1時間で腐敗が始まります。食中毒を防ぐには、温度を下げること、そして早く食べ切ることが一番の防止策です。これは他の食品にも共通することなので気をつけてください。
近頃は、他の食品もテイクアウトが多くなっています。気温が上がってきているので、コロナウイルスだけではなく食中毒にも目を向けてくださいね。テイクアウトの食品は全てが安全ではありません。注意してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
